エアコンの落下は死亡事故の原因にも!落ちないか心配・壁から浮いているという方必見!落下防止や地震対策等を解説

エアコンの脱落に対応
電気の累計問い合わせ実績
70万件以上

エアコンが落ちてきたという話を聞いたことはありませんか?原因は様々ですが、エアコンが落ちてくるということは起こりえることであり、実際に弊社でも問い合わせを頂いております。この記事ではエアコンが落ちてこないか不安な際にチェックするべき場所の解説と確認方法、エアコンが落ちてくる原因、実際にエアコンが落ちてきた事例について解説していきます。

目次


エアコンの取付状態を確認する

結論からいうとエアコンはそう簡単には落ちてくるものではありません。万が一エアコンが落ちてきても室外機と室内機は冷房配管で繋がっている為、ぶら下がった状態になります。とはいえ、危険なことには変わりありません。エアコンの取付状態によっては落下する恐れもありますので、以下の項目を確認してみて下さい。

エアコンが取り付けられている壁に下地があるか確認する

下地とは、壁や天井を支える部材です。エアコンを取り付ける際にはこの下地にネジ(ビス)を打ち込み固定します。
確認方法としては下地探しという道具を使ってエアコンが取付られている周りを差し込んでみましょう。この時、手ごたえがあったり固く奥まで刺さらなかった場合は下地が入っている証拠です。逆にやわらかかったり奥まで入ってしまったりする場合は空洞になっている可能性があります。

下地探しとは


住宅の壁裏の柱(下地)の位置を見つけるための道具です。住宅の斥候ボードにネジを締めるためには、壁裏の柱に固定しなければならない為、この道具を使って柱を探します。
使い方としては、確認したい壁をノックをして音を確認していくことになります。この時、高い音の場合は柱がある可能性が高いです。そこに下地探しをまっすぐに差し込み、針が入らなければ柱があります。

 

パラシュートアンカー(ボードアンカー)が取付られているか確認する


壁が石膏ボードなどの壁が柔らかい場合、ネジを差し込んでも崩れやすく穴あけやネジの打ち込みには不向きです。そういったネジが挿し込めないといった場合はパラシュートアンカー(ボードアンカー)が取付られています。パラシュートアンカーとは上記の画像の様に壁に打ち込み、パラシュートの様に開いて壁とはさみ込むようにネジが刺さり、そのネジに重たい物を取付られるものになります。
しかしこの場合は自分で探すのは難しいので業者などに確認してもらいましょう。

土壁の場合は裏に板があるか確認する

壁が土壁など柔らかい場合は、エアコンの重量を支える耐久性がない為、壁に直接固定することはできません。無理に固定すると最悪の場合、壁が剥がれ落ちてしまう可能性があります。その為、エアコンと壁の間に金属製の板(プレート)が取り付けて耐久性を補強します。エアコンの後ろから確認してみて下さい

エアコンの落下の原因

取付金具の経年劣化

設置から時間の経ったエアコンの取付金具

エアコンが落下する場合、「取付金具ごと外れる」場合と「エアコンのみが外れる」場合と、「壁ごと外れる」場合があります。そのどれもが「エアコンの重みに耐えられなくなった」ことによる落下で、取付けから数年以上が経過したエアコンに多く見られます。 「取付金具ごと外れる」「エアコンのみが外れる」といった場合は、取付金具の経年劣化による浮きや歪み、ズレ、ビス止めの緩みによるものです。長年の負荷が徐々に取付金具を劣化させ、なにかをきっかけにエアコンが落下してしまいます。

エアコンの落下

取付けの不備・施工ミス

取付け作業に不備や手抜きがあると、エアコンが落ちやすくなります。取付金具のビス止めが甘かったり、タテサンなど必要な部品が取付けられていないことが主な原因です。施工が不十分なエアコンは、ぐらついたり水漏れもしやすくなります。取付けから3年以内にエアコンが落ちた場合は、施工不備の疑いがあります。

負荷がかかった

エアコンに負荷をかけると、落下する原因となります。エアコンの掃除などで体重をかけたことなどが主な要因です。エアコンの取付金具はエアコンの重みに耐えるよう設計されていますが、予期せぬ負荷がかかると金具が外れることがあります。埃を払ったり拭き掃除をするくらいなら問題はありませんが、上に乗ったり持ち上げたりすると危険です。

壁の劣化

「エアコンが壁ごと落ちた」といった場合は、壁に原因があります。築年数の古い建物や、雨漏りをしている建物に多く発生する症状です。経年や雨による腐食で石膏ボード(壁材)が軟化すると、金具のビス止めが緩んだり、エアコンの重みに耐えられなくなります。これが原因で壁ごとエアコンが落ちるトラブルが発生します。

地震による壁の崩壊

大きな地震が起こるとエアコンが落下することがあります。地震による落下のほとんどが、壁が崩壊した際に一緒に落ちてしまうというものです。エアコンは地震が起きても落下しないように固定されているため、地震によりエアコンのみが落ちるということは滅多にありません。もし地震でエアコンのみが落ちてきた場合は取付けミスが原因です。

エアコンが落ちたときの解決方法

エアコンの取付けで落下のトラブル解決!

エアコンの取付けを行う作業員

エアコンの落下により再取付けを行う場合、まずは落ちたエアコンの状態を確認します。壁の上部に取付けられていることの多いエアコンは、落下すると高確率で破損します。見た目には目立る損傷がなくても、内部の基盤や熱交換器などが壊れている場合があります。まずはエアコンの分解調査を行い、壊れている場合は修理や本体の交換を行います。

エアコン落下の原因が取付金具の不備である場合、取付金具の修理も合わせて行います。金具自体が歪んでしまっている場合は、新しい金具へ交換します。ビスの緩みや劣化の症状であれば、新しいビスで金具を取付けます。通常のビスが効かない場合はボードアンカーなどを用いて取り付けます。取付金具を壁へしっかりと固定させ、その上からエアコンを取付ければ問題解決です。

エアコンの取付け・交換については、エアコン修理・交換ページのトラブル解決方法を合わせて御覧ください。

症状(状態) 作業内容 修理料金(税込)
基本調査費用 トラブルの内容に合わせて調査を行います。 6,600円
エアコンが冷えない 真空引き 8,800円
冷媒ガスチャージ(充填) 8,800円
フレア再加工 3,300円~
フィルタクリーニング 3,300円~
熱交換機クリーニング(簡易洗浄) 6,600円~
熱交換機クリーニング(高圧洗浄) 16,500円~
室外機バルブ 20,900円~
エアコン交換 エアコン取外 5,500円~
エアコン取付 19,800円~
配管設置 11,000円~
スリムダクト設置 11,000円~
エアコン取付 外壁穴あけ 11,000円~
コア抜き(コンクリート) 27,500円~
隠蔽配管冷媒管延長 22,000円~
隠蔽配管電線延長 8,800円~
室外機天吊 16,500円~
室外機壁吊り 16,500円~
水漏れ ドレンホースつまり抜き 6,600円~
ドレンパンの清掃 11,000円~
エアコン室内勾配調整 16,500円~
室内機から風が出ない 室内機基盤交換 19,800円~
室内機モーター 24,200円~
室外機が動かない 室外機基盤交換 19,800円~
コンプレッサ交換 33,000円~
室外機モーター 22,000円~
リモコンで操作出来ない リモコン交換 2,200円~
リモコン受信ユニット 16,500円~
運転後、しばらくして止まる 圧縮機 33,000円~
ルーバ不良 水平ルーバ 14,300円~
室外機移設 室内機移設 5,500円~
室外機の風向きを変えたい 室外機の風向き変更 8,800円~

※当サイト内の表示価格はすべて税込みの総額表示となっております。(消費税率10%)

エアコンの落下の事例

エアコンが落ちてきた

エアコンの脱落した壁

「エアコンが落ちてきた」と、足立区竹の塚のI様からご連絡いただきました。
早速お伺いし問題のあったお部屋を確認すると、壁に取付けられていたエアコンが金具ごと落下していました。

お部屋の壁の材質を確認したところ土壁でした。この土壁はもろい性質で、正しく取付けないとエアコンの重みで落下してしまいます。今回のエアコンは取付けてから3年くらいとのことでしたが、当時の工事業者による施工が不十分だったために落ちてきてしまったようでした。

タテサンを使った取付金具

取付時の強度を上げるため、今回はタテサン(縦桟)と呼ばれる金具を取付けました。今回のお部屋のように、和室にエアコンを取り付ける場合に多く使用する道具です。壁に直接取付金具を固定するのではなく、強度の強い天井の廻り縁と下部の鴨居に二本の棒状の金具を打ち付け、その上から取付金具を設置しエアコンを取付けます。

写真のようにタテサンは土壁ではなく廻縁と鴨居の木の部分にとりつけるため、土壁に直接取り付けるよりも強度が増します。

本体破損が激しかったら新品交換
取付けたPanasonic Fシリーズ

残念なことに、取り付いていたエアコンは落下の衝撃で破損していました。カバーの亀裂や内部パーツの損傷がひどかったため、交換の対応をしました。I様は「買ったばかりなのに……」と大変残念がられていましたが、「家電は毎年新しくなり、性能もパワーアップしているので」と励ましつつ交換作業を行いました。今回取付けたのは、パナソニックのFシリーズ16年度モデルです。在庫品の中から一番安いものをということで、今回これを選びました。

コーキング後の壁穴

エアコンの取付けが終わったら、ホース類を壁穴に通していきます。このとき壁穴の隙間をコーキングと呼ばれる作業を行い塞ぎます。

コーキング前の壁穴

このコーキングを怠ると、雨漏りの原因や害虫の侵入口になってしまいます。「夏場にエアコンからゴキブリが……」というのは、この壁穴の隙間が原因です。

真空引き中の室外機

今回は部屋のベランダに室外機を置きました。室外機の置き場所が決まったら、エアコンの室内機本体からホース類を引き接続していきます。

接続が終わったら、最後に真空引きの作業を行います。マニホールドで真空ポンプを取り付けて、メモリを見ながら徐々に空気を抜いていきます。

真空引きが終わり停止したメモリ

真空引きが終わると、マニホールドのゲージが0で止まります。しばらくこの状態にしてメモリが止まったことを確認できたら、真空引きの作業は完了です。取付けや交換時の真空引きは非常に大事です。これをするとしないとで、エアコンの壊れる確率が変わってきます。

真空引きが終わったら、エアコンを起動させて動作を確認します。送風にしてみたりルーバーを動かしたりして、問題がなければ作業完了です。

取付けの難しい場所でもエアコンを設置できます!

エアコンってお部屋のどこにあるでしょうか?壁や天井ですよね。壁に付けられている場合でも高い位置にある筈です。空気を循環させて効果を生み出すものなのですから、当然高い位置にあります。しかし、その取り付けがちゃんとされていなかったらどうでしょうか?凄く不安ですよね。かといって、自分で付け直すなんてちょっとやそっとでは出来そうも有りません。ちゃんと付いているというのは、今の状態がそうというだけです。取り付けがしっかりと行われているのかを含めて、安心のためにチェックしてみてはいかかでしょうか。もちろん、改めて取り付け作業をし直すということも考えておくと良いでしょう。

今回のI様のお部屋のように、和室や土壁などの通常の取付作業では設置の難しい場所にも、エアコンを取り付けることができます。土壁のほかにも、コンクリートの打ちっぱなしのようなビスの通りにくい壁にも設置することが可能です。

また、「エアコンは取付けたいけど、タテサンはつけたくない」といったご要望にも対応。見た目にもすっきりとした方法で、エアコンをしっかり取り付けることが可能です。また、エアコンに目隠しのカバーを取付けたいといった場合や、壁や天袋にエアコンを埋め込みたいといった場合もご相談可能です。

エアコンの取付工事を考えているのであれば、資格を持った専門業者にお願いしましょう。エアコン取付の内容を知りたい方はこちらをご参照ください。『DENKI110』であれば迅速に対応致しますのでお気軽にご相談下さい。

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