大府市内で対応した電気修理の事例
大府市でのトラブル事例
エアコンを使うとブレーカーが落ちてしまう
愛知県大府市梶田町の戸建住宅にお住まいのお客様より、「エアコンのスイッチを入れると、ブレーカーが落ちてしまい、困っている」というご相談をいただきました。
ひとくちにブレーカーといっても、分電盤にはアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーがあり、どのブレーカーが落ちたかによって原因が変わってきます。お客様に確認してみると、「ブレーカのことはよくわからないのだけれど、多分、漏電ブレーカーだと思う。でも、3ヵ月くらい前まで冷房を使っていたけど、その時は問題なかった」とのこと。また、「特に電化製品は使っていないので、電気の使い過ぎも考えられない」というお話です。
お電話をいただいたのは19時頃でしたが、漏電の可能性もあって危険なので、すぐにお伺いすることになりました。
到着10分前に確認のお電話を入れ、20時30分頃にお客様宅に到着しました。お客様にごあいさつしたあと、早速、調査点検を始めます。
まずはリモコンでエアコンのスイッチを入れてみます。すると、お客様のおっしゃる通り、プレーカーが落ちて、真っ暗になりました。懐中電灯で分電盤を調べてみると、漏電ブレーカーが落ちていることがわかりました。
次に、本当にエアコンの問題なのかを確認するために、漏電ブレーカーを落とす原因を調査します。
(1)まずは分電盤のアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーのすべてを落とします。
(2)アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを上げます。
(3)次に小さな安全ブレーカーをひとつずつ上げていきます。(4)上げた途端に漏電ブレーカーが落ちたら、その回路が漏電していることになります。(5)問題の安全ブレーカーは下げたままにして、もう一度漏電ブレーカーを上げます。(6)残りの安全ブレーカーを上げて、再び漏電ブレーカーが落ちないかを確認します。
今回のケースでは、安全ブレーカーをすべて上げても漏電ブレーカーが落ちることはありませんでした。ということは、漏電が原因ではなく、エアコンの故障であることが濃厚です。その旨をお客様にお伝えして、今度はエアコンの調査を行います。とりあえず漏電の心配はなくなったので、お客様もホッとされていました。
エアコンの室外機を開けて調査したところ、制御基盤が故障していることがわかりました。お客様に故障箇所をお知らせし、修理するには基盤の交換が必要なことと、概算費用をお伝えすると、「ぜひ修理してほしい」とのこと。その日は交換用の基盤を持ち合わせていなかったため、後日あらためてお伺いすることになりました。
2日後、交換用の基盤をお持ちして交換作業を行いました。お客様にエアコンのスイッチを入れていただき、ブレーカーが落ちないこと、きちんと冷暖房できることを確認していただき、作業完了となりました。
ブレーカーが落ちる原因や対処法はこちらのページで詳細に記載しています。興味があればご参照ください。
スタッフの声
漏電ブレーカーが頻繁に落ちるようなら、すぐご連絡ください!
今回は、愛知県大府市のお客様から、エアコンのスイッチを入れると、ブレーカーが落ちてしまうというご相談でした。こうしたケースでよくあるのは、電子レンジとドライヤーなどを使っていて、その上でエアコンをつけてしまったので、使用電力が契約アンペア数を超えてしまい、ブレーカーが落ちてしまうというものです。この場合は消費電力の高い電気製品を同時に使うことを控えたり、契約アンペア数を上げることで解決できます。
しかし、今回は漏電ブレーカーが落ちてしまったというケースです。調査の結果、漏電が原因ではなく、エアコンの基盤の問題だったことがわかり、大事には至りませんでした。ただし、もし漏電が原因であった場合、そのままにしておくと、感電や火災の恐れがあり、非常に危険です。原因がわからず、漏電ブレーカーが頻繁に落ちるような時は、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。
弊社にはエアコンはもちより電気工事に精通したスタッフを取り揃えていますので、電気のことでお困りのこと、わからないことがございましたら、お気軽にご連絡ください。