春日井市の
電気工事・照明・
換気扇・アンテナ・漏電・
コンセントに対応

愛知県春日井市下市場町にお住まいのY様から、「トイレのスイッチが使えない」とのご連絡をいただきました。家族の人数にもよりますが、トイレのスイッチは1日に何度も押される場所です。家にいない場合でも、朝起きた時や就寝前に利用するため最低でも2～3回は押すでしょう。仮に4人家族だった場合、少なくても8～12回は押している計算になります。子供が小さければもっと回数が多いかもしれません。真夜中にトイレへ起きる日もあるでしょう。このようにトイレのスイッチは無意識のうちに多く押されており、家の中で最も使われているスイッチと言えます。

Y様宅のスイッチは電源のオンとオフが甘くなっており、まったく反応しないわけではありません。ただ、強く押さなければ反応しなかったり、押す場所によってはまったく電気の点かない状態でした。カバーを外して確認したところ、内蔵されている電極部分に不具合はなく、配線や内部の基板にも原因は見当たりません。よく観察してみれば、基板表面にあるバネが折れています。つまりこのバネがうまくスプリングしないことで、スイッチのオンとオフが反応しなかったと考えられます。バネが折れるのは金属疲労によるもので、パーツを交換すれば改善します。

バネの交換はコンセントを抜き差しするようなことはなく、電極に触れるわけでもありません。そのためお客様ご自身で対応される場合もありますが、Y様は「何が原因かわからなかったから」ということで対応させていただきました。板バネ部分を外し、新しいモノを差し込みます。スイッチボタン本体の上下左右を確認し、元に戻せば作業完了です。スイッチの構造はそれほど複雑なものではありませんが、電極の接触不良であれば電気工事士の資格が必要になる作業もあるため、原因がわからない場合は業者へ問い合わせて下さい。

タイプによってはバネの折れることも多くありませんが、最近のスイッチはデザイン性を重視しているため、全体的にフラットなカバーが採用されています。そうなるとスイッチカバーの端を押すことがあったり、オンオフを切り替えるバネにうまく当たらないこともあるでしょう。そのためバネに負荷がかけられたり、部分的に集中して力が加えられ、折れやすくなっていた可能性もあります。スイッチ自体を交換しなければならなくなる場合もありますが、Y様宅のスイッチは簡単な作業で終わりました。